川口加奈【認定NPO法人ホームドア】高校時代にリミッターが外れてからのエピソードが話題に!

「ホームレス」って聞いて
みなさんはどう思われますか?
ホームレスの人たちに対して、
偏見をもったりしていませんか?

僕自身、多少の偏見を持ってるような気がします。
ホームレスの人たちを見て見ぬふりをしたり、
汚い目で見てしまってたり、その人たちのことを
深く考えたこともありません。

でも、新型コロナウイルスで
10代、20代の若者の失業者も増加していき
いつ自分が貧困になってもおかしくない世の中になっています。

そんな中、
中学2年生のときからホームレスの問題と向き合い、
『ホームレス状態を生み出さない社会を作りたい』
と、強い思いを持ちながら活動をされている

ホームレス問題と向き合い、支援し続ける
NPO法人Homedoor(ホームドア)理事長
川口加奈(かわぐち かな)さん
をご存じですか?

僕は、川口加奈さんのことも
ホームレスを支援する団体のことも
知りませんでした。

そんな、凄い課題に中学生のときから取り組んでいる
川口加奈さんのことや高校時代にリミッターが
外れたエピソードなど、
自分の勉強のためにも調べてみましたので
ご紹介します。

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川口加奈(かわぐち かな)プロフィール


(出典元:homedoor.orj)

プロフィール

名前:川口加奈(かわぐち かな)

年齢:30歳(2021年3月現在)

出身地:大阪府

職業:NPO法人Homedoor(ホームドア)理事長

中学生のときに電車通学だった川口さんは、
毎朝、毎晩、車内から見えるホームレスの多い街
「あいりん地区(大阪:釜ヶ崎)」
(日本で一番ホームレスが多い街とも言われている)
を見ているうちに、一つの疑問が湧いたそうです。


あいりん地区(出典元:yhooニュース)

それは、
『何でこんな豊かな日本やのに、こんなにホームレスの人たちが多いの?』
その疑問が、興味を持つきっかけでもあり、
活動のすべての始まりでした。

分からないことあったら、
取りあえず、親に聞きますよね。
川口さんも親にその疑問をぶつけたら、

親は、
「絶体に駅から下に降りたらあかんよ!なんでも!」
と、疑問の答えになってなかったのと、

反抗期の頃と重なって、
親に内緒で14歳の時に、
炊き出しボランティア活動に参加し、
ホームレスの人たちに偏見を抱いている自分自身に
気付いたそうです。

もっと勉強すればよかったんじゃないの。
もっと頑張ればよかったんじゃないの。
ホームレスになったのも自分のせいじゃないの。
自業自得やん。

って思っていたそうですが、

炊き出し活動で、
若いホームレスに多いのが、
母子家庭や児童養護施設の出身者といった
貧困家庭に多いこと、病気や介護離職、離婚、借金などで
職を失いホームレスに至ったことを知り、

自分はホームレスの人たちを
知ろうともしなかったし、話したこともなかったのに、
「自分のせいやん」
って決めつけていた自分に気付かされ、
そんな自分を恥ずかしく思い、
炊き出し、夜回り活動に力を入れるようになったそうです。

中学生といえば、
友だちといる時間が楽しい年ごろなのに、
ボランティア活動に参加したり、
ホームレスの人たちと関わろうとするって、
ほんとに立派ですよね。

それに、川口さんの
行動力には驚かされますね。
その行動があったからこそ、
ホームレスの多くの方が、
川口さんに助けられたんでしょうね。

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高校時代にリミッターが外れた!そして『夢』になった。


高校時代に参加したワシントンD.C.の国際会議で(左から2番目)。
(出典元:Homedoor

高校2年生んときに、
ボランティア親善大使に選ばれた川口さんは、
ワシントンD.C.の国際会議に参加し、
日本と海外のボランティア活動の規模や
寄付金の額などのレベルの違いを知ったとき、

『中学生だから、高校生だから、
 このぐらいしかできない。』
というハードルを自分に設けていたと気付き、

自分の中でのリミッターが外れた。

そして、何の迷いもなくなった川口さんに、
ビジョンが浮かんだことが、

その日から、ゆっくり休める個室があって、
その日から、栄養の取れる食事がいただけて、
その日から、働ける場所がある。

そんな場所がこの日本でたった1つでもあれば、
路上で亡くなる命、守れるんじゃないか。

17歳の川口さんが描いた絵。
宿泊施設や食堂を備えた“あそこに行けば、何とかなる”場所。

(出典元:Homedoor)

そして、それが川口さんの夢に繋がった。
この夢を実現するのに、19歳の大学生のときに
立ち上げたのが、

『Homedoor』

友人と3人で立ち上げられましたが、
そうイメージ通りには簡単にいかなく
大変だったんでしょうね。

一年半後には、川口さんたった一人になってしまいました。

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もし、僕が同じ立場で
一人になってしまったら、
自信もモチベーションもなくして、
辞めてると思います。

でも、川口さんは違いました!

『やめるより続けるほうが楽だ』

と考えたからです。
そこには、こんな思いがあったからです。
それは、

正直に言うと、辞めるより続ける方が楽だった、
というのもあるんです。
すでに事業は走り出していたし、
辞めたらいろんな人に謝らなければならないので。

それに、
「学生だから、卒業するまでしかやらないんでしょ」
「前にも同じような子が来ていろいろ教えてあげたけど、皆すぐ辞めちゃう」と何度も言われていました。実際にそうなってしまうのは嫌だな、と。

凄い負けず嫌いなところも
あったんですね。

まとめ


(出典元:毎日新聞)

僕が一番思うところは、
川口さんには、

誰にも負けないホームレスの問題に対する責任、
そして、熱い情熱
がある

そして、
川口さんは、若い時から自分のやるべきことを
しっかり見つけ、そして行動する人

自分の欲のためではなく、
誰も目を背けていた問題に
しっかりと向き合い、
解決しようと頑張っているその姿に、
とても感動しました。

そして、ホームレスをゼロにすることが目的ではなく、

安心して失敗できる社会を作りたい

それは、これからの社会にイノベーションが生まれるのに
必要であり、子どもたちの生きる選択肢を広げる取り組みだと思いました。

みんながみんな出来るようなことじゃないことに
取り組んでらっしゃる川口さんを応援するとともに、
こらからの活躍に期待したいですね。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

【川口さんの講演動画】




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